さてKINKSの貴族または上流階級からの目線での表現に続いてBEATLESですがPENNY LANEからSGTにはその傾向が強く庶民の生活拝見的なものからA DAY IN THE LIFEでの一貴族の独白じみたものまでありアルバムタイトルについては改めて書く必要はないようです。
この表現からアルバムではLET IT BEへと米国大衆音楽での回帰的表現へ移行するのですが、LENONはYOKOとの結婚と米国での生活でコスモポリタンな表現者としての印象付けに成功したのですがそれもすぐに方向性を失ってしまったようです。
BRITISH INVASIONという表現が受け入れやすい(適切な状況表現とは思えない)のも女王陛下指揮のもとのHMSというタイトルがDONOVANの頭に浮かんだのもその作詞表現が背景にあってのこととも思えます。