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カラスを数える人は。。 GREENWASH

2025/07/02 (Wed) 04:00:17

「カラスの数を数える」とは上手い名前を付けたものですが一方ではこのバンド名に心を惹かれた人だけに聴いてもらえば良いというメッセージとも受け取れるものです。 彼らの98年のライブアルバムは更に念が入っておりACROSS THE WIREと題されジャケの白黒写真は遠くの自由の女神像の後姿を背景に電信柱と送電線が写っており幾つもの碍子(がいし)がカラスを連想させるだけで実際の彼等の姿が写っていません。
これに限らず彼らのジャケは心の隅に入り込んでくるようなイラストが多くそれはマルグリットの作品と同様な効果を狙ったものものがあります。

奇妙なイラストいう点でLITTLE FEATと共通しているところが感じられるのですが、COUNTING CROWSのデビューは90年代に入ってからのことで同じ米国音楽に深く根付いたバンドでもその10年の差は明瞭にその作風に現れています。
C.CROWSはボーカルの存在感が強く癖のあるものとしてこれを気に入るか否かで聴くものとバンドの距離がある程度決まるような気がします。

L.FEATとは違い他のメンバ―の演奏がこなれているのはやはり時代の違いということでしょうか? 時おりJERRY GARCIAを思わせるギターフレーズとG.DEADらのまったりした感覚と同様なものを伝えてくるところもあるのですが、DEADのファンは恐らくはこれを嫌うことなくTommy Guerreroの音楽を楽しむように彼らをファミリーグループとして楽しんでいるのではないかと僕は想像します。

そういえばONE REPUBLICの2013年のメガヒットのタイトルはCOUNTING STARSでなかなか魅力的なトラックですがこれはハッピーなものとは思えない内容のどうやらメンバー自身の体験にもとずくドラッグソングとのことです。 これに限らずここ20年程の米ヒットチャートを上位の人気曲にはドラッグ体験に関するものが多くその浸透ぶりは60-70年代のドラッグソングから想像されるものとは違いドラッグの蔓延状況を伺わせるものです。

ニュージーランドのシンガーライターLORDEのこれも世界的な大ヒットとなった2014年のアルバムはPURE HEROINと題されドラッグと性の美しく怪しい世界を追体験させるようなもので昔なら欧米で禁止の対象となっていたものですが近年では堂々としたものです。

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