ナイフで刺す - GREENWASH
2025/07/03 (Thu) 14:16:16
僕は定期的に近くの大学付属病院に通っていているのですがこれはそこでの今日の出来事です。
座っている僕の前を若く肥満気味の医師がなにかを呟きながら通ったのですが「あー悲しいことばかりで嫌になっちゃうな」とはっきり言っていたのです。こちらとしてはその悲しいことが彼自身のプライベートのことなのか、患者達に関することなのかを憶測したくなるのは当然のこととしてもそのような彼の様子には心が多少とも揺り動かされたのは確かなことです。
そんな折に僕が気付いたのは受診待ちをしていた老齢に差し掛かった男の着ているTシャツのプリントがPINK FLOYDのANIMALSのジャケでこれはちょっとヤバイと思いました。
このアルバムのDOGSは僕が彼らの音楽活動の頂点にあるものと考えているものです。「奴らが君に背を見せている時にナイフで刺すチャンスが君に訪れる」という言葉に続く人の肉をえぐるようなギターがすばらしいのですが、さらに面白いのはこのトラックの終了近くがイスラム風なメロディーになっていることです。
病院で医師たちが突然患者に刃物などで襲われ死に至るという事件は思いだしたように繰り返されるようで僕の頭の中には上記の一連のイメージが沸き起こったでけのことです。
この大学付属病院はダビンチという手術ロボットを十数年前から導入し癌などの手術で患者が希望を条件にこれを実施していることを院内の掲示でアピールしています。