DONOVAN

66903

2PACとマキャベリ GREENWASH

2025/07/10 (Thu) 11:27:00

7月7日の2PACS 追記に関して誤解された人もいるかと思ったこともあり彼とマキャベリについて書いてみます。

まずジャケのIN NO WAY IS THIS PORTRAIT AN EXPRESSION OF DISRESPECT FOR JESUS CHRIST - MAKAVELIというのは2PACが自身をステージでもMAKAVELIと名乗るようになったことでこの言葉も2PACからのものです。

自身をMAKAVELIになぞらえた彼の意図を探るにはその1995-96年という時代の黒人をめぐる状況を探るには現在の僕の知識には間違ったものがある可能性があるのと情報不足がそもそもあるので簡単なことではないようです。

些細で取り上げるには足らないことなのかもしれませんがこの30年間には黒人の白化現象の進行があります。これはBREAKFAST CLUBのホストの男の顔が幾分でも白くなったことで周囲の連中から美容術の賜物ではないかとからかわれたことで本人曰く「自然にこの様になった」とのことでこの現象で恐らくは黒人が直接太陽光に当たることが原因ではないかと言われています。
実際に真っ黒な黒人の数が減少したという報告もあります。一方で白人はそもそも黒い肌を有していたのが北方へ居住地を移すことにより白化しその時期は比較的新しい時代のこととする説があります。

現在の人種問題に関することでは夜に良い夢をみても朝に鏡の自身の姿を見て認識を新たにするというような内容の歌詞にしてもこれを以前はタブー視されていたような感覚が表面にでてきている意識変化とも解釈できます。BLACK IS BEAUITIFULという言葉が懐疑の眼に晒されていてもおかしくないことです。

30年近く前では特に夏場は米国内で黒人達による暴動発生が報告されましたが近年では減少というよりその姿を消したようでBALCK LIVES MATTERにしても白人警察官による射撃事件をマスコミが扇動しようとしたものがそもそもこの言葉に疑問を持った黒人達が白人視点のものであるということと実際に問題なのは黒人間の金やドラッグに関するトラブルや家庭内の問題が銃による殺傷事件に発展しそれが日常的なものであるということを黒人達に拒絶されたことです。
どうやら一番の問題は昔ほどではなにせよ貧困にあるようです。
但し特に若年層による暴動等の発生の減少は何も黒人社会に限られたことではなく全世界的な傾向のようです

さて2PACは自身をジャケで磔刑となったキリストになぞらえていますがその相手をマキャベリを非難した人達と同様に捉えルソーらによるマキャベリ再評価をキリストの復活と関係づけているように思えますが彼への非難はその時代にあっても白人ではなく彼を批判したメディアだったのですがその批判については察するところがあるものの僕自身が眼に触れて判断したことはありません。当時のメデイァによる批判が彼がマキャベリと名乗らなければならないほどのものであったのか、あるいは彼が名声を上げる為の手段としてのことだったのかの判断は僕には出来かねることです。
ROYAl TO THE GAMEの詩にあるように具体的には彼が非難し続けるドラッグのディラー達の手により彼自身が生存の危機に瀕していたことは察せられるところです。

ただ大事なのはこれらの経緯とは別に彼の音楽そのものの質が他の者達のものから抜きでていることです。

名前
件名
メッセージ
画像
メールアドレス
URL
文字色
編集/削除キー (半角英数字のみで4~8文字)
プレビューする (投稿前に、内容をプレビューして確認できます)

Copyright © 1999- FC2, inc All Rights Reserved.