フェンタニル - GREENWASH
2025/07/16 (Wed) 06:31:32
ドラッグに関する記事や動画に関しては他視的であることが殊の外要求されるのですがこの条件をある程度でも満たしていると思えるものはありません。
フェンタニルは第2次大戦中には開発済みで鎮痛剤として処方通りの扱いをすれば副作用も少ないので世界的に癌末期患者等に対して広く使用されているようです。 そういえばプリンスその誤用によって死に至った例です。
フェンタニルの近年の流行の原因についてはその製法が簡単で安価であるからのようですが、他のドラッグ同様に規制を受ける中でフェンタニルがその規制をうまく掻い潜ることが容易であり、その点ではトランプ大統領の持つ危機感は当然なこととして理解できるのですがそれが今回の中国に対する厳しい関税処置がどこまで有効なのかについては疑問が残ります。
フェンタニルによる米国での膨大な死者数についてはコロナ同様実態をつかむことが困難なことがあり、職を奪われた肉体労働者間での広まりを指摘する記事とむしろ白人のホワイトカラー層へのものがあります。
又覚醒剤同様その禁断症状についての記事はどれもドラッグに手をだすことへの警鐘に傾きすぎているうようで増して近年の治療法の進歩については触れようともしません。 これはドラッグ中毒が有害好物の摂取とは違って肉体を侵すものではなく人間の認知に作用するものでその痛みは例えば失った片手の痛みと同様なものでそこにはデヴィッドリンチの団体によるセラピーの存在理由があります。
ドラッグを語るには医療面だけでなく人間の認知に関する理解に合わせ経済など社会や歴史に関する理解も不可欠なところにこれらの分野の研究の成果自体も充分とは言えないので当然壁に突き当たることになります。 これはドラッグのもたらす中途半端な至福感が原因と僕は考えています。