DONOVAN

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KNOCK, KNOCK, KNOCKI'N ON HEAVEN'S DOOR GREENWASH 

2025/12/06 (Sat) 05:42:13

IT'S GETTING DARK TOO DARK TO SEE
I FEEL LIKE KNOCKING ON HEAVEN'S DOOR
KNOCK, KNOCK, KOCKING ON HEAVEN'S DOORというのはDYLANの73年のKNOCK' ON HEAVEN'S DOORからの一節ですが発売当時は映画自体の不振がありこの曲もサントラの一部としてアルバムに収録されていたのですが、他のトラックもタイトルを見るだけでわざわざ購入するには当たらないものと考えるのが当然で、このシングル自体もささやかなヒットで終わったものと僕は記憶しています。

僕自身この曲には魅力を感じたのですが何せ曲の演奏時間が短く聴くものとしては不完全燃焼のまま放置される感もありましたが、僕の心に引っかかったのは歌詞の上記の部分でこの部分だけをヒアリングしてしまうと死の淵にあって視界が暗くなっていくビリー ザ キッドの心境をうたったものではないかとも考えてしまったのですが、これに先立つ歌詞からこれは保安官のパットの気持ちをうたったものだと気づいたのは暫く後のことでした。

これで天国への扉をノックしたいような気分になるというのが天国を認知するパットとしては自分の為にそのドアが開かれるのかどうか試さずにはいられない気持になり扉をノックし続けるという解釈が成り立つことになります。

アラン トウーサンの曲に以前紹介したI'LL TAKE A MELODY がありG.DEADのJERRY GARCIAが76年のアルバムREFLECTIONS等で取り上げていますがHEAVEN'S DOORにはこの曲を連想させるところがあります。TOUSSAINTの自身の録音は存在しないようで同時期に作られたもののようですが曲つくりにおいてどちらが影響を与えたのかはミステリーです。

DEADとDYLANは音楽上相思相愛のようですが、特にGARCIAはHAEVAN'S DOORが気に入ったようで76年のRUN FOR THE ROSESにはスタジオ録音のこれが登場します。これ以外にもDEADも含め彼はライブで何度もこれを披露しています。そしてこれは彼らの演奏の常なのですがそれぞれのツアーで異なったアレンジとアドリブで聴かせてくれるのが嬉しいところです。

そんな中でもGRACIAのLIVE シリーズの第7集に収録あれているものは特に素晴らしくかつたっぷりと時間をかけて聴かせてくれるものです。

ところでこの曲ですが何かDEADの為に作られたものではないかと思ってしまうくらい彼らにピッタリの曲で彼等のアイコンの骸骨がカタカタという音で扉をノックしているようにも思えてくることです。扉の向こう側が地獄で実際の世界と何ら変わりがないと認識したパットは何を思うのでしょうか。

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